光回線って1ギガで充分?
10ギガあったほうがいい?
このような疑問にお答えします。
結論
- 普段づかい、ほとんどの方は1ギガで充分
- ゲーマーや配信者の方は10ギガがおすすめ
光回線は1ギガと10ギガが選べる
光回線のプロバイダーを選ぶ際に「1G(ギガ)」と「10G(ギガ)」が選べるようになっているプロバイダーが多くなっています。
10Gとは、文字どおり最大通信速度が10Gでインターネットができるサービスです。
ここで1つワナがあって「ベストエフォート型」といって、
- 規格上は10ギガ速度が出るものの保証しているわけではない
というもので、必ずしも10ギガ速度が出るわけではありません。
同じく、1Gも必ずしも1ギガ速度が出るわけではありません。
混雑時は遅くなる(けれどそのぶん安い)と明確に宣言しているSo-net minicoはまだ良心的で、納得できます。
特に明記しているわけでもないのに、混雑時間帯(夕方~夜間)に10年前のADSLよりも遅くなるような光回線プロバイダーもあります。
それでも、10Gはほとんどの場合1Gよりもかなり速く通信できます。
※10G=10Gbpsのことで、「1秒間に10ギガビットのデータを送受信できる」という意味です。
実際に1ギガで充分なの?
速度測定サイトみんなのネット回線速度で測定件数が多い光回線プロバイダー上位25社の平均ダウンロード速度を調べてみました。
測定件数 | 平均ダウンロード速度 |
410万件 | 372Mbps |
このようになっていました。
測定件数もかなり多いことから、1G契約だと、このくらいの速度がだいたい期待できます。
この速度はネットをするのに充分なのでしょうか?
一般的には
- ネットサーフィン(ニュースサイトなどを見る)
- YouTubeなどの動画を見る
目的であれば「30Mbps」あれば充分です。
さらに速度が要求される
- 4K動画を観る
- ネットゲームをする
このような場合でも「100Mbps」もあれば充分です。
つまり、ほとんどの人は1Gコースで充分と言えるでしょう。
10ギガあったほうがいい使い方は?
10Gコースの代表例、フレッツ光ネクストの平均速度を見てみましょう。
測定件数 | 平均ダウンロード速度 |
9,000件 | 1,300Mbps |
やはり1Gコースの平均ダウンロード速度372Mbpsに比べると、かなり速いです。
10倍とまではいきませんが、3倍以上の速度が平均的には出るようです。
この速度が必要な場面としてはどんなものがあげられるでしょうか?
- 1Gではどうしても速度がものたりないと感じる人
- 家内で複数人でゲームをするので光回線の「太さ」も必要な人
- Wi-Fiしか設置できないためより高速な回線を求める人
このような方は10Gを検討してみるとよいでしょう。
10Gのデメリット
一方、10Gにはデメリットもあります。
- まだ普及が充分ではないので使えない地域がある
- 月額基本料金が高くなる
- 10G用の機材交換が必要
- LANケーブルはCAT6以上を推奨
(コストの関係からCAT5Aのところが多い)
実際に10G対応機器は増えてきてはいますけれど、やはり「値段は少しだけ高い」です。
以上、10Gと1Gどちらを選んだら良いかの記事でした。