光回線はやっぱりあったほうが快適だよなあ・・・
よく聞く「光コラボ」ってなに?
どこが代表的なの?
こんな疑問にお答えして、光コラボの意味を解説します。
光コラボとは
- NTTの光ファイバー回線を利用
- ユーザーの支払先はコラボ先1社のみなので支払がラク
- 日本の半分以上(65%)の光回線はNTT
- さらに光コラボの7割は「ドコモ光」と「ソフトバンク光」の2社
- 利点は「光コラボ間同士であればプロバイダーの乗り換えがカンタン」な点
光コラボはNTTの光ファイバー回線
光コラボとは「光コラボレーション」の略で、NTTの光ファイバー回線を利用したインターネットです。
NTTとは契約したつもりはないけど・・・?
という方もいると思います。
特徴としては、
- NTTの回線を使うものの、NTTと直接契約はせず「プロバイダーのみ」と契約する
という点です。
つまり、
- NTTの回線を使っていると意識する必要はない
- 支払先もプロバイダーのみでNTTに支払う必要はない
のです。
光コラボは2015年から始まりました。
日本の光回線の契約数は約3600万件、うちコラボ光の総件数は約1600万件です。
NTT東日本・西日本あわせてのシェアは日本の光回線の半分以上(65%)を占めています。

光コラボで圧倒的な2社 ドコモとソフトバンク
光コラボのうち、たったの2社で73%ものシェアを持っています。
(総務省資料2021年の111ページ)
その2社とは「ドコモ光」と「ソフトバンク光」です。
コラボ光の総契約件数は約1600万件。
そのうち、ドコモが700万件以上、ソフトバンクが400万件以上を獲得しています。
なぜここまで携帯電話会社が多いかと言えば、その理由は「セット割」です。
ドコモもソフトバンクも、スマホと光回線のキャリアを組み合わせることで、
- スマホの月額基本料が1,100円割り引かれる(家族分も含めて!)
という割引制度をしています。
ドコモ+ドコモ光(光コラボ)の割引は「ドコモ光セット割」
ソフトバンク+ソフトバンク光(光コラボ)の割引は「おうち割 光セット」
というサービス名称です。
いわゆる「囲い込み」というやつで、これがうまくいっていると言えるでしょう。
あれ?auはどうなっているの?
[コラム] auはどうなってるの?
携帯電話の三大キャリアは「ドコモ・au・ソフトバンク」です。
ドコモとソフトバンクではなく、「au」の光コラボ、スマホセット割引はあるの?と疑問に思うのは当然です。
答えとしては、auひかりは「KDDIの独自敷設の光回線」を利用しています。よって光コラボではありません。
(また、KDDIの光回線の弱い地域では「NTTのダークファイバー(未使用回線)」を利用している場合もあります。)
このあたりはKDDIのプライドですね。
セット割は「auスマートバリュー」という名称で毎月1,100円割引なのはドコモ・ソフトバンクと一緒です。
「auひかり」はNTTの光回線を利用していない分、「あまり混雑しにくい・早い」とよく言われています。
auの携帯電話でセット割をしたい方は「auひかり」を契約しましょう。
利点は光コラボ同士であればプロバイダーの乗り換えがカンタン
光コラボの利点は、
- 光コラボ間であれば乗り換えがカンタン
なところです。
回線はNTT光回線のままプロバイダーを乗り換える形と一緒であることから、
- 工事が必要ない・工事費がかからない
という利点があります。
ほぼ全国で利用できることから、乗り換え・引っ越しにも強いです。
※NTT光回線ではない、「auひかり・電力会社系・ダークファイバー系」に乗り換える時は工事が必要です。
[コラム] かつてはYahoo!BBが光コラボと同じ形式だった。
光回線の前のADSLの時代はYahoo!BBが同じ様に囲い込みを行っていました。
Yahoo!と契約するだけでNTTと契約する必要は無いという形式ですね。
かつてはNTTが不満を示していたこの形式、やっぱり「分かりやすい」ので、現在は光コラボを全面に押し出して宣伝しています。
ドコモ・ソフトバンク以外の光コラボでおすすめは?
ドコモ光・ソフトバンク光は「2年契約で月額 戸建て5500~6000円程度、マンション4200~4700円程度」かかります。
最安値級の光回線プロバイダーに比べると、少しだけ高いです。
以上、光コラボについての説明でした。
ドコモ光(光コラボ)
ソフトバンク光(光コラボ)
auひかり(光コラボではない)